つい先日、嫁が不意に右耳の下辺りが痛いと言い出した。
詳しく場所を聞くとどうやら甲状腺の辺りらしい。
あれ?リンパだっけ??
…ググってみるとどうやらそこは耳下腺リンパ節と言うらしい。
しかし他に不調も無いみたいなので気にせず次の日仕事をしていると嫁からLINEと共に恐ろしい画像が送られてきた。
え、え、えぇー!?
咳も鼻水も出ていないと言う事だがこのコロナの時期である。
職場でも厳格な対策姿勢が執られており身内の発熱ひとつでも上司への報告が義務となっている。
慌てて上司に話すととにかく早く病院へ連れて行けと言われ家に帰ってぐったりしている嫁を連れて一路病院へ。
症状からしてコロナではないだろうと思いつつも一刻も早い診察結果を待つ自分の思いを他所に脱水を起こしかけていたらしい嫁は診察後に1時間ほど点滴を受けて戻ってきた。
診察含めて約2時間ほども待たされて漸く戻ってきた嫁の口から伝えられた診断結果はヨーレンキンと言う菌による感染症ということだった。
聞き慣れない名前の菌だと思っていたら何やら結構有名なやつらしく漢字で溶連菌と書くようだ。
正式名称溶血性連鎖球菌
なんだか怖い名前のこの菌は主に子供が多く発症するようで、鼻・喉は痛くならず冒頭に書いたように主にリンパの腫れと発熱を伴うようだ。
感染力はかなり高いが成人はあまり発症しないそうで検査結果を上司に伝えると「あー、子供がよくかかるやつか」と言われた。
その後、病院から出された解熱剤と抗生物質を飲んで何度か高熱と微熱を往復し回復したのだが家族の中で一番身の回りの除菌や衛生に気をつけていた嫁は「なんで私が…」と納得いかない様子でした。