そういえば去年の節分も記事にしたが、もうあれから一年が経ち娘1歳の節分を迎えた。
去年は娘が鬼に手を振るという緊張感の無さの中、更に気恥ずかしさから鬼になりきれない自分のダメさ加減が相まって脱力感満載の豆撒きだったので今年はどうなるのか端から心配であったが
嫁「豆だと後片付けが大変だから新聞紙をちぎって豆粒大に丸めて撒こう」
と言うので嫁が晩ご飯の支度をしている間、自分が子供の様子を見ながら新聞紙で豆を作っていた。
出来上がったそれらを紙の箱にどんどん放り込んで行くのだが、これがまた指は黒く汚れるわ数は一向に増えないわで中々大変な作業。
そして100個ほど作っただろうか、気になったのか娘が箱の中を覗き込んできた。
「お父さん今ね、豆を使ってるんだよ」と箱を傾けて娘に見せようとしたその時…
紙の豆が一斉に娘の方にガサガサーッ!と転がった。
それを見た娘は悲鳴の最も高音域の…超音波のような声でギャーッ!?とのけ反った。
え、ただの紙の玉なんだけど?と再度娘に紙箱を傾けて見せるも今度はイヤーーッ!と逃げて行く始末。
最近はお母さん(嫁)のフェイシャルマスクでやるお化けの真似も怖がらなくなり、成長したなあ…と思っていたところに意外な弱点発見である。
面白がって子供を怖がらせていると嫁に怒られたのでそのくらいにしていざ本題の豆撒きへ。
しかし、いくら嫁が豆を投げる真似をしてみせても全く豆に触れようともせず悲鳴を上げて離れていく娘(逃げる途中に無造作に落ちていた豆を踏んで更に絶叫)
その後も抵抗が激しく、なかなか豆に触ろうとしなかったが嫁が手のひらに数個載せて時間をかけてやっと豆を掴ませることに成功した。
そして2回ほどおにー、そとーと豆を投げてくれたのでそれにて2020年の豆撒きは終了。
意外なものに苦手が出てくる反面、意外なもので大笑いしたりと方々で自我の芽生えを感じて成長していることを嬉しく思う出来事でした。