気がつけばすっかり世間は忘年会シーズン。
新築だった我が家も既に一年以上が経過して様々なところに味が出てきた。
そんな中、去る11月の中旬に職場のグループによる忘年会が行われたのだが一次会はお決まりのようにいつもの焼肉店で腹を膨らし酒も入ってメンバーが温まった頃に定番のカラオケボックスに移動。
このカラオケがなかなかの難題で、歌好きのメンバーには楽しいのは勿論なのだが平気で4〜5時間は籠城するのでかなり根気と体力が要求される。
そして21時くらいに始まったそれは日を跨いでも一向に収まる気配はなく今回は一体何時になるのだろうと他人事のように考えていると、なんと以前は朝方まで開いていたお店の営業時間が1時までに変更になっていたらしく唐突に終了となった。
しかし帰ろうにも終電は逃しているしタクシーは金額が高いのでパス。
まあ歩いても一時間半くらいさとか思っていると同僚の1人がお酒を一滴も飲んでおらず自分の家の方面まで後輩の1人を送って行くと言うので便乗させてもらうことになった。
そして15分ほどで我が家に着き、少し回り道をさせてしまったので丁寧めにお礼を言って車から降り真っ暗な玄関に辿り着いて家のカギを取り出そうとポケットを探る。
…
カギが無い!?
考えてみればそれもその筈、行きは嫁に車で送って貰い家のカギはその車の鍵束にくっついているので当然自分がカギを持っているハズはない。
仕方なくスマホで何度か嫁に掛けてみたが出る気配なし。
そう言えば日付けが変わったくらいの最後のLINEのメッセージに子供が夜泣きして寝かしつけをしたらしい文面が残っていた。
今は熟睡中なのだろう。
結局仕方なく一番近いネットカフェまで歩いて(約40分)行き初めて利用するので会員証から作る羽目に。
ナイトパックで5時間ほどをフラットシートで寝て潰し、翌朝通勤ラッシュで渋滞する道路を横目にまた歩いて帰ったのだった。