去る2月3日
我が家で娘にとっては初となる豆まきの行事を行った。
嫁は結構ノリノリでかなり早くから豆を準備して当日も恵方巻きはどれにしようかなどと買い物の最中から抜かりのない様子。
自分の実家で行っていた豆まきの行事とはまだ自分が小さかった頃こそ鬼役がちゃんといて枡に入れた大豆などをその鬼役に投げつけたりしていたものの中学生くらいになるとその内容はかなりずさんになり家の中と外で数回鬼は〜外!福は〜内!と言いながら豆を投げるだけのものであった。
しかし聞くと嫁の考えている豆まきの内容はかなり本格的というか、まず鬼の入場からしっかり行うみたいで鬼の面を被った人が玄関から登場し、オカメの面を被った人が鬼は外ー!と叫びながら結構な力で豆(片付けを考えて数個の袋入りのまま)を鬼に投げつけ、投げつけられた鬼は苦しみながら再び玄関から退散していくと言うもののようだ。
う…上手くできるだろうか…
不安になる暇もなく豆まきが始まり鬼の面を被った自分がリビングに入る襖の前で一言
悪ぃ子は居ねがぁ
嫁:うん、それ違うやつ
鬼の面を被った自分を見て娘が泣いてしまわないか内心ドキドキしながらリビングに入ると当の娘はぽかーんと口を開けたまま「お父さん何してんの?」と言う感じでこちらを見て呆気にとられている。
どうやらお面を被っているのに全く意味なくバレバレなようだ。
そこにすかさず嫁がかなりの威力で鬼は外ー!と言いながら豆を投げつけてきた。
「お母さん痛い!痛い!」
いや、ほんとに痛い。
更に嫁は娘の手に豆を握らせて「ほら◯◯ちゃんも投げて!」と腕を掴んで振り回すが……
投げない(笑)
良い感じに場が混乱してきたところで鬼交代。
そして鬼役になった嫁はなんと娘を攫うと言う暴挙に出た。
自分はあくまで優しく紳士的に豆を投げつけながら「娘を返せー!」と必死の抵抗をするが展開に全くついて来れてないのは攫われている本人。
帰って行く鬼に手を振る娘
ともあれ節分は無事終わったので今年も我が家は安泰かな?