独身の頃の自分には色んな趣味があった。
…と言っても内向的な自分の趣味は基本的にインドアなものばかりでパソコンいじりにTVゲーム、マンガなど。
それ以外にはインテリア小物が好きでホームセンターに足繁く通ったり1人でよく近所のラーメン屋に行ったりもした。
しかし当たり前の話だが結婚してからと言うもの自分の趣味はおろか自分の時間など全く無い。
それは嫁も同じことで毎日必死に子供の面倒を見ながら家事全般もサボらず当たり前のようにこなしてくれている。
なので自分だけが自分の時間が無いなどという戯れ言を言うつもりも毛頭無い。
しかしそんな状況で娘の一挙一動を観察することが趣味と言っても過言では無い習慣になっていることに気がついた。
日に日に知恵がついて新しい行動パターンや仕草を覚え始める娘の時に不可解なそれを生暖かい目で見守るのがとても楽しい。
例えば哺乳瓶の吸い口ではなく底の方をガジガジかじっている姿やベビーサークルにかじりついたままカニ歩きする姿とか。
6本しかない歯で満面の笑みを浮かべている顔とか教えてもいないのにストローで器用にジュースが飲めたり、転倒防止に床に敷き詰めたスポンジのパネルを剥がしてかぶりついていたり。
我が子の成長から目が離せない今日この頃でした。