時間差になるが先月の30日、我が家の棟上げが行われた。
当初の予定は29日だったがハウスメーカーの確認した天気予報ではその日はかなり天候が悪いとのことで検討の結果、翌日の30日に行うことになった。
が、しかし
29日は前日までの大雨が嘘のように朝から晴天で、正午前に夕立ちが数分間降ったもののそれ以外はほぼ快晴。
逆に30日は朝からそこそこの勢いでほぼ止むこともなく一日中雨。
そんな中、棟上げは行われた。
あまり資金的に余裕のない我が家では上棟式は行わず大工さんたちへの食事の振る舞いとお礼の金一封だけを渡すことにした。
その昼食の時間でさえ雨は容赦なく降り注ぎ大工さんたちは庭の一角に設置した小さなレジャー用のテントの下で縮こまって食事を摂っていた。
やっとの事で棟は上がったが家の床の下地部分になる木の板はビショビショでところどころに水たまりができている。
これから暑くなるししっかり乾かすから大丈夫ですよ
と言うハウスメーカーの担当さんの言葉を信じるしかなかったが本来なら家が建ってしまえばほぼ一生濡れることのない部分である。
木材だし表面上は乾いても染み込んでしまえばなかなか完全には乾かずカビや歪み、接着剤の剥がれなど心配は絶えない。
しかし行なってしまったものは仕方ない。
大工さんたちも雨の日の上棟の経験はあると言うのでそこは任せることにする。
しかし柱が立って屋根が乗るとやはり存在感が出るもので、数時間の作業で急激に増したそのリアリティにただただ圧倒され感動するばかりだった。