料理をするようになって半年以上が経った頃。
食費を少しでも浮かせようという貧乏性も手伝って、ほぼ毎日自炊をしていたのでそれなりに料理することにも慣れて来て、ずっと買おうかどうか悩んでいた圧力鍋をついに買うことにした。
某ティファールの圧力鍋が値段も手頃で評判も良かったので入門用にもこれがいいと思ったが安易にネットで購入するのも良くないと近場のデパートなどで見て回った。
…が、結局ネットより安いお店などあるはずもなく最早定番となってきたアマゾンでポチリ。
数日後に届いた現品がこちら!
か…カッチョええ……
圧力鍋は作れる料理のバリエーションを増やせるアイテムなのではなく時短ができることによって煮込みが必要な料理を手軽に作るための調理器具なのだそうです。
で、ぶり大根とか作ろうかなとか思っていると彼女から「これ食べたい」とLINEで料理のレシピが送られてきた。
その料理は「豚角煮」
たぶん嫌いな人はあまりいないと思われる中華の王道的な一品。
よし、美味いモン食わしちゃる!
安請け合いしてレシピを参考に見よう見まねで挑戦してみる。
レシピの豚バラブロック肉は1kgだったのに対して買って来た量は500gだったので、その他の材料も全て半分で計算して煮込みを始めた。
ところが…
途中で調味料の水分が全て干上がってしまい、ピカピカだった鍋はさっそくコゲコゲに💦
慌てて調味料を足すも時すでに遅く時間調節も上手くいかず大失敗。
…まあ半年くらいの料理経験で少しばかり天狗になってしまっていた代償ですかね⤵️
2回目のチャレンジでは肉の量に関係なく調味料の分量はレシピ通りにしてみた。
すると1回目とは全然違い、肉も柔らかくかなり格段に美味しく出来上がった。
「これはいきなり得意料理になってしまったかも?」と再び調子に乗りかけるが、3度目の挑戦で作った角煮は肉が硬く脂もゼラチンのようで全然美味しくない。
…何がいけなかったんだろう…
その後、何度か挑戦するうちに脂と肉の味の原因は単純に肉質…国産豚か外国産豚かと言うことが分かった(やっぱり高い方が美味しいです笑)
あとは柔らかく仕上げる方法だ。
最初にお湯だけで茹でる時のネギの量?それとも料理酒の量か?茹で時間?または砂糖の量なのかも…
色々試した結果「圧力が立ってからの火加減」だと言う事が判った。
肉モードで加熱を始め、圧力ピンが立ったら限界まで弱火にして20分…
すると肉も柔らかく味もちゃんと染みていて、更に脂も甘くて美味しくなっていた。
これは初挑戦の時のクオリティだ!
(何故数回挑戦して初挑戦のクオリティを目指さなければならないのか)
それからと言うもの我が家の角煮は両親にも職場でも絶賛される一品になりました。
…彼女(の食欲)に感謝!