18歳年下妻をもつ41歳旦那の雑記

特に方向性はなく日常の様子や思う事について語って行くブログです

独りの時を思う

独身時代。

 

自分はあまり女性に興味がなく(かと言ってもちろん男性にもないが)結婚願望も薄く性格も内向的だったが趣味だけはそれなりに充実していた。

 

 

両親も優しく正直生まれてからずっと死ぬまでこの居心地の良い環境を変えたくないと思っていた。

 

 

しかし30歳を超えて世間体的にもそろそろ家を出た方が良いのではと考え始めた頃に事件が起きる。

 

 

祖父が自宅のすぐ横の畑で倒れて、それを母が発見し病院に運ばれたのだ。

 

すぐに家族で病院にかけつけたがそのまま意識は戻らず次の日には亡くなった。90歳と言う年齢を考えれば驚くことでもないのかも知れないが本当に元気で、頭もまだしっかりしていたし畑仕事や自分の身の回りのことまで全部一人でこなしていただけに家族に走った衝撃は大きかったと思う。

 

 

 

その翌年、ちょうど1年後に今度は父が倒れた。

 

 

いつも通り仕事から帰ると自分の部屋に張り紙がしてある。そんなことは普段まず無かったので不思議に思いながらその文字が読める距離まで近づくと、そこには母の字で

 

「お父さんが仕事中に倒れました。今から手術で今夜が峠です。あなたも準備ができたら病院に来て下さい。」

 

 

正直その内容が唐突すぎて「???」と言う感じで全然頭が働かず、これは夢なんじゃないだろうかと本気で思った。

 

 

仕事着から私服に着替え、急ぎ病院へ。

 

 

病院の待合所の椅子の上で悲痛な面持ちの母がうなだれているのを見つけて駆け寄る。

 

 

病名は「弓部大動脈瘤乖離」

 

心臓に掛かる弓状の動脈が破裂したらしい。今朝までピンピンしていて元気そのものだった父からは想像できるはずもない。

 

 

手術は9時間にも及び、途中で自分は一度家に帰された。

 

結果手術は成功したが胸部を大きく切り開く大手術で、しばらくは予断の許せる状況ではないらしかった。

 

 

 

…それから数ヶ月後、父は些か筋力は衰えたものの後遺症もなく元気な姿で家に帰ってきた。

 

 

 

更にその翌年…やはりちょうど1年後には祖母が長い入院&転院生活の末亡くなり7人だった家族は2年間のうちに5人になった。

 

 

一年毎に家族の誰かの命に関わる事件が起きたことで翌年の同時期(2〜3月)は少し家族中が緊張した感じで過ごしたがその時は何も起きなかった。

 

 

ホッとしているとその7ヶ月後に今度は自分が自転車で、死んでいてもおかしくない深手を負う。

 

家族や親戚から「順番を間違えるな」と冗談めかしく叱られた。

 

 

  

姉と弟も既に家を出ていたし刻々と家庭内の状況は変化している。

 

当たり前だが両親だっていつかはいなくなる。

 

 

 

いくら変わって欲しくないと切望してもやはり時間は流れて行くものなのだ。