帰宅する女性2人を送って行くということで同期の男2人が一旦離脱したためカラオケボックスに到着した時点で男性3人に対して女性は2人
酔いの具合は女性2人はほとんどシラフで男3人もそれほど酔っていなかった。
しかし例の小柄な女の子はお酒好きと言うだけのことはあり結構飲んでいたのにも関わらずほぼ酔ってもいない様子(ここだけの話、後日職場でこの子のアダ名は「酒豪」と呼ばれていた笑)
※以後、髪の長いモテそうな子は「みーちゃん」
ショートカットで小柄な子は「こっちゃん」
さすがにここまで来ると緊張感もほとんどなくなり、やがてカラオケが始まると皆再びお酒を注文し始めた。
そして女の子2人は何かアニソンをデュエットしてみたりオジサン達にはあまり馴染みのない曲をどんどんチョイスしていく。
自分は好きなコブクロの曲を熱唱。するとこっちゃんも好きな曲だったらしく真剣に聞いてくれたのが嬉しかった。
そのうち女性2人を送って行った同期の2人が戻ってきて男ばかりが5人になり曲目は更に混迷を極め始める中、ふと気づくと酒豪のこっちゃんがぐったりし始めた事に気づいた。
聞けばビールに弱いらしく(しかし飲むのは好きらしい)ついでに飲むと機嫌が悪くなるようだ。
そんな「こっちゃん」が自分の隣でソファに仰向けのまま寝そべっている時に自分は彼女が壁に頭をぶつけないよう、彼女の後頭部に手の平を添えていたのだがこの事が後々男性陣の間で問題になる(汗)
…が、まあその時は誰もその事にツッこむことなく宴は進行して行った。
そしてついにカラオケの時間も終わり、女の子たちは駅の近くに自転車を止めていると言うので送って行くことに。
歩きながら楽しかった飲み会を振り返り
「今日は本当に付き合ってくれてありがとうね
えーと、みーちゃんとこっちゃん」
お礼を言うとこっちゃんは「名前覚えててくれたんですね!」とものすごく嬉しそうだった。みーちゃんも「こちらこそ今日はありがとうございました」と丁寧にお礼を言った。
そして彼女たちに別れを告げて帰途に着きながら本当にいい子達だったなーと思い返していると、ひとつ大きなミスを犯している事に気がついた。
「連絡先、聞けばよかった………」
いくら女性免疫が無いとは言え、良いと思った女性に連絡先を尋ねないのは最早失礼と言っても差し支えないのではないか?
もう会えないのかな…
そんな事を考えながら、しょんぼりと家に帰って行った。
まだもう少し続きます